本記事は2025春の卓祭り開催に合わせた記事となります。
目次
はじめに
私の周りにはDX3rdプレイヤーが多く、春の卓祭りに合わせて初心者向け卓を立てる方も多いです。
楽しかった! 今後も遊びたいのでサプリに手を出そうかな! という方の前に立ちはだかるのが「どのサプリ買えばええんや」問題です。
ダブルクロスシリーズですが3rdだけでも15年の歴史があり、今まで発売された『データ追加系サプリ』だけでも13冊(確か)存在します。CoC程ではありませんが1冊の値段が高いので一気買いはブルジョワのみに許されし行為。少しずつ揃えようにも優先順位が欲しいな、内容軽くでいいから知りたいな、という方の手助けになれば幸いです。
また、中身は私の卓用discord鯖に掲載している内容とほぼ同じとなります。
サプリの優先順位に関しては各プレイヤーで感じ方が違うところがあるので一例として見てください。
まずはなんと言ってもこれ
上級ルールブック (上級)
主な追加: Dロイス、Sロイス、Eロイス
これ1冊で遊び方とビルドの幅が広がります。特殊ロイスであるEロイスは公式シナリオでもユーザー作成シナリオでもよく出てきますし、Dロイスもロイス枠を1つ埋めてしまうデメリットが気にならない程強力な効果を持つものが多いです。ロイスのデータは後ほど紹介する『リンゲージマインド』にまとまっていますが、ルールについてはこちらに掲載されています。まずはここから手を出しましょう。
採用卓が多かったり便利でおすすめできるサプリ
エフェクトアーカイブ (EA)
主な追加:エフェクト、メモリー データ変更・書き換え系サプリ
エフェクトアーカイブ発売時点で追加されたサプリ(多分上級、インフニティコード?)及び基本ルールブックに掲載されているエフェクトと、追加エフェクトを1冊にまとめた辞書系サプリメントです。初心者卓から1歩外でたら『EA』を指定する卓がほとんどになると思います。
既存エフェクトのデータ改定もあるため基本ルールブックだけの環境とはまた違うものとなりますが、採用されている卓がほとんどなので上級の次はこれに手を出すのがいいと思います。メモリーも高経験点卓だったり参加人数が少ないなど、侵蝕率が嵩みやすいビルドやシナリオだと取得を推奨されることもあります。
リンゲージマインド (LM)
主な追加:Dロイス追加、Eロイス追加、カラーロイスルール
通常ステージで言えば、Dロイス、Eロイスはアンチェインアームズで追加されたものを除きこの1冊で事足ります。バランス調整はなかったはずですが、散らばりまくっていたデータを1冊にまとめてくれるだけでだいぶありがたい。
カラーロイスルールは効果がどれもこれも凶悪なもので、シナリオ内のバランス調整が難しいからと導入なしになることも多いです。Dロイスをビルドに組み込む本格運用をしたいなら持っておきたい1冊。採用頻度も高いです。
ジャームについてやクライマックス戦闘でよくあるロイス取得即タイタス化についての公式見解も載っているので目を通しておくとトラブルが少なくなるかも。(私の場合よくクライマックス戦闘で『やべぇロイス枠分全部埋まってなかった』で取得後即タイタス化することも多いのですまねぇ……ってなる)
アンチェインアームズ (UA)
主な追加:新シンドローム「ミストルティン」、「グレイプニル」、新ステージ「基本ステージ(UA)」など
追加要素多すぎるんでワイの過去記事読んで(説明放棄)
追加シンドロームのミストルティンが『おれだけのさいきょうのぶきをつくってぶんなぐる』という運用が中心になるため初心者でも組みやすくおすすめできます(素手使わんキュマイラみたいなもん)。あとなんか都築京香が8人くらいに分裂してますが気にしないでください。通常運転です。ミストルティンの使いやすさ、グレイプニルの設定面及びデータ面でのボス適正の高さが目立ちますが、発売されたばかりというのもあるのか私の周りではサプリ自体を採用してる人が少ないです。悲しい。
アイテムアーカイブ (IA)
主な追加:アイテムデータの調整、アイテムの大量追加、アイテム制作系エフェクトの調整
今まで出版されたサプリや基本ルルブに掲載されていたアイテム類をギュッと詰めた1冊。
トライブリード救済サプリ来た! これで勝つる!
特に武器作成エフェクト及びペネトレイトが本体で本格運用するならDロイス固定するしかなかったモルフェウスがだいぶ使いやすくなりました。武器防具作成エフェクトについてもほとんどが係数の上昇及び最大レベルが減少したため、トライブリードでのデメリットが軽くなりました。リミットも取りやすくなってワイニッコリです( ◜ᴗ◝)。
『すごい服』など採用されることが多かった一般アイテム、武器防具などは値上がりしているものもあるのがデメリットですが、経験点をある程度もらえる環境であれば、シンドローム専用アイテムの大量追加のおかげでこれらを持つことも視野に入れられます。ブレインブレイドっょぃ。
とまぁ嬉しいサプリではあるのですが、エフェクトアーカイブとの同時導入が必要だったり、すごい服とかコンバットメイドスーツとか辺りの値上がりもあってか私の周りでは導入している人全然見かけません。悲しい。(これがレギュに入ってないことで何度涙を呑んだことか)
追加データ目的で採用されることが多いサプリ
インフニティコード (IC)
主な追加:新シンドローム『ウロボロス』、フォーカスシステム
通称「IC」。これが指定される=『この卓ではウロボロスシンドローム使用可能です』の意味となります。
ウロボロス自体が初心者向きではありませんのでこれについてはもっとがあっつりやりたいぜ旦那ァ!となった時に買いましょう。僕は好きなのでよく使ってます。
フォーカスシステム(FS判定)は従来の、斬る! 避ける! ガード!といった『瞬時の判定』ではなく、地下施設から脱出するべ、とか、チャーハン作るよ! まずは材料をお得に買えるかだ! などの『達成までに時間がかかる行動』の判定を段階ごとに行う判定方法です。公式シナリオでも採用されることがあるので必要であれば握っておくといいでしょう。
レネゲイドウォー・レネゲイドウォーカッティングエッジ (RW・CE)
主な追加:基本ステージでも使える追加エフェクト、ステージ『レネゲイドウォー』
ダブルクロスクロスでタイバニしようぜ!な世界で遊べるサプリ。そのシナリオの『ステージ』が基本でも追加エフェクト使っていいよという意味で指定されることがあります。
支援できるけど暴走しちゃうよ! とか暴走してたら使えないよ! とか暴走してないと使えないよ! といった暴走関係のエフェクトも多いのでガード屋回避屋カウンター屋は注意。
補足的な話。カッティングエッジの公式略称は『CE』ですが、私は分かりやすいという理由で『RWCE』と表記することも多いです。
バッドシティ (BC)
主な追加:基本ステージでも使える追加エフェクト、ステージ『バッドシティ』
FHの支配下にある町でヤンキーものしようよみたいなサプリ。霧谷さんはバンドしてるし春日は生き生きしています。こちらもステージと言うよりかは追加エフェクト目的で指定されることが多いです。
やはり暴走関係エフェクトがちらほら見えるので先程と同じくリアクションを軸とするビルドを作っている人がいる場合は注意。レネゲイドウォーもそうですが『ステージ専用アイテム・エフェクト』というものがあるので基本ステージでやるのに誤って取得しないよう気をつけてください。
ヒューマンリレーション (HR)
主な追加:追加エフェクト、リレーションアイテム、追加アイテム
公式NPCや公式リプレイのPC1等に焦点を当てたNPCデータブックです。各人について掘り下げられているのでシナリオ制作者やGMにもありがたいサプリメント。実際にGMやるときに事前に読んでおくことでRPがやりやすくなるかなと思います。
リレーションアイテムという『特定のNPCとロイスを結んでいると取得できるアイテム』のデータも掲載されています。僕も霧谷さんのお手製料理食べたいよ。追加エフェクトは基本ステージで使用可能。便利なものから癖強なものまで揃っています。エンジェルハイロウが何でも屋になってるし悪名高いエフェクトが更に強化されているような気もしますが気にしないでおきましょう。
指定されることはあるが使用頻度が低い、データが使いにくいもの
ユニバーサルガーディアン (UG)
主な追加 エンブレムルール
上に突っ込むか迷いましたが、とりあえずここで。
PL向けの追加データは『エンブレム』というワークスに対応した専用アイテムなのですが、所属が固定(1番わかりやすいのが本部エージェント)になってしまうのでHOとの折り合いがつかないなどデータとはまた違った点で難しい部分があります。オフで遊ばせて頂いているところではたまーに見るのですが、オンで遊んでいるグループとかでは全然見ないですね。UGNという組織と歴史についての資料集として見ても面白いと思います。
レネゲイスアージ (RU)
主な追加:変異衝動、アージエフェクト
取ってる人全然みたことないアージエフェクトについての追加データブック。
どれもこれも癖が強く、取った時点でBS暴走の効果内容が変化するのも相まって『使いにくいエフェクト群』という評価。自傷の変異暴走効果や自傷アージにHPを0にする効果が多いことから、これを取得し、ノイマンのラストアクションを自力踏みするというビルドが存在するがそんなのはどうしようもない変態さん向けビルドなので真似しないように。
各種衝動についての軽い解説が載っているためRPのスパイスにどうぞ。
おまけ解説1 特殊な状況で使うサプリ
パブリックエネミー(PE)
主な追加:FH所属PCの作成ルール、シナリオクラフト
FH所属PCを作れるサプリ。基本UGN所属かUGN協力者でヒャッハーするのであまり使わないです。GMとしてはFHがどういう組織なのかを知る資料としての活用の他、10分後開始の突発卓が立ったがシナリオねぇよという時に使える「シナリオクラフト」のルールが収録されています。どちらかと言えばGM向けのサプリ。
おまけ解説2 ステージ集
基本ステージ、基本ステージ(UA)以外の世界観設定で遊べるもので、基本ステージでも共通して使えるデータがないものを列挙します。
クロウリングケイオス・クロウリングケイオスネームレスシティ(CRC・NC)
クトゥルフ神話の世界観をベースにダブルクロスができるステージ『クロウリングケイオス』のルール及びデータ類を収録。方向性としてはホラーと言うより『ダンヴィッチの怪』のようにオーヴァード達の力を合わせればクトゥルフだって倒せるはず、といった方向性になっています。クロウリングケイオスの方にはステージ専用シンドロームとして『アザトース』が追加されていますがこれも色々ヤベーです。ステージ専用Dロイス等の追加データはネームレスシティに掲載されているので実質セット運用になると思います。
ただ、個人的な感想としてはダブルクロスではないがクトゥルフ神話の世界観に染めているでもない上にデータにそこそこ問題もある結構中途半端なステージであると感じています。そのせいかユーザー作成シナリオも少ないです。これクトゥルフ神話TRPGで良くね? とか、ダブルクロスでそれはないわな部分もありますので人を選ぶステージだと思います。新鮮味が欲しいなら一考するくらいでいいです。
ディスカラードレルム(DR)
追加ステージを5つ収録。オーヴァードアカデミアステージはとあるシリーズの学園都市に近い構造なので学園モノをしたい場合におすすめ。
オーバークロック(OC)
タイムリゲイン(TR)
ステージ集。過去と超未来を舞台にしたステージを5つ収録。
タイムリゲインはオーバークロックで追加されたステージでそれぞれ使用出来る追加データと、オーバークロックで追加された、アーサー王伝説の時代のブリテン島を舞台として遊ぶことのできる『ホーリーグレイル』ステージのリプレイが収録されています。
さいごに
駆け足で色々列挙しましたが、こうしたサプリだけではなく、シナリオ集や公式リプレイも合わせると既刊作品がとんでもない数あるのがDX3rdの世界です。BOOK☆WALKERでは一つ前の2ndのルールブックと3rdにつながる面影島事件についてのシナリオ集『ハートレスメモリー』も販売されています。
サプリいっぱいある!急いで揃えなきゃ! と思われるかもしれませんが、現在は電子で全部販売されていますし、紙書籍の方の供給も安定しているっぽいので急がずゆっくり買い揃えましょう。データが大量ですので重データスキーかつ超能力ものちゅき……っていう方にはおすすめできます。UAで簡易モードが実装されましたが結局がっつり遊ぶとなるとフルモードを最初から触ってた方がいいかもしれません。ビルドで悩んだり、わからないことがあったら遠慮せず周りに聞きましょう。
それでは、楽しいDX3rdライフを!
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